プロレスラーの身体づくり
WWEのスーパースターであるShinsuke Nakamura。
若い頃、痩せ型であまりプロレスラーらしくない体形だった彼は、アメリカ・ロサンゼルスにあった旧新日ロス道場でしばらくトレーニングをし、その時肉体改造にも取り組んだ。
「どんな身体になって帰ってくるのだろう・・・?」
わたしは期待と共に彼の帰国を待っていたのだが、凱旋帰国した彼の身体は、たしかに大きくなっていたが、それはどう見ても脂肪のついた大きさだった。
新技として繰り出したランドスライドもぱパワーファイターみたいで好きになれず、“中村真輔”への期待感は一気にしぼんだものだった。
が・・・その時の彼のコメントは
「一度、脂肪も付けて大きくするんですよ。そしてその後、脂肪だけをそぎ落とす。これが理想の肉体改造方法です。」
確かに、中村はいつまでもデブではなく、今のような体形にとなっている。(元々あまりガッチリとした筋肉はつかないのかもしれない。)
この、「一度脂肪も付けて大きくしてから脂肪をそぎ落とす」方法、当時は半信半疑であったが、意外とこの方法を実践しているレスラーは多いようだ。
明らかに分かるだけでも、ストロングハーツのエル・リンダマン。ドラゴンゲート時代は「太り過ぎだなあ」と思っていたが、今の彼の肉体は素晴らしい!実にレスラーらしいと思う。
全日本プロレスの野村直矢もおそらくそう。体を大きくしようと脂肪も付け、そこからそぎ落としたのではないか。今は均整の取れた肉体だ。
プロレスラーは“見られる”仕事。肉体は常に磨いてほしい。それも仕事である。昨年テレビで放送された内藤哲也は、試合が終わってから真夜中にジムでトレーニングを行っていた。これぞレスラーの鑑である!
特に、業界一である新日本のレスラーは肉体に気遣ってほしい。
YOSHIHASHIとか・・・真壁とか・・・大丈夫か!?