「批判的な視点」の大プロレスファン

大昔からプロレスの大ファンです。大好きゆえに・・・ちょっと辛口、批判的な見方で、プロレスを応援しています!

大丈夫か?スターダム

自他ともに認める「女子プロ業界1位」スターダムが心配だ。

今年のプロレス界を揺るがす話題の1つが、"スターダム、ブシロードの子会社化”であろう。

ブシロード傘下に入り、経済的支援を受け、一見スターダムの未来は順風のように思える。

しかしだ・・・

里歩が来て、ジュリアが来て、

そして葉月が去り、今度は花月まで去ろうとしている。

これは何を意味しているのだろうか・・・?

 

葉月は引退に当たり、会社への不満を表明している。

花月は明らかに今がピーク時であろう。

 

二人の引退は、

明らかに今後のブシロード路線との絡みがあるのではないだろうか?

具体的には、ますますビジュアル重視化が進むこと。

そう思えてならない。

 

葉月も花月も、いわゆる“プロレスができる”レスラー。

どう見てもレスラーには見えない岩谷あたりよりも、明らかに強そうに見える。

二人の損失は、長い目で見ればマイナスだと思う。

本当に“業界一”を目指すなら

プロレスラーの原点である「強さ」を無視してはならない。

じゃないと・・・

あっさりと抜かれるであろう、

本気を出した長与千種に。

プロレスラーの身体づくり

WWEのスーパースターであるShinsuke Nakamura。

若い頃、痩せ型であまりプロレスラーらしくない体形だった彼は、アメリカ・ロサンゼルスにあった旧新日ロス道場でしばらくトレーニングをし、その時肉体改造にも取り組んだ。

 

「どんな身体になって帰ってくるのだろう・・・?」

わたしは期待と共に彼の帰国を待っていたのだが、凱旋帰国した彼の身体は、たしかに大きくなっていたが、それはどう見ても脂肪のついた大きさだった。

新技として繰り出したランドスライドもぱパワーファイターみたいで好きになれず、“中村真輔”への期待感は一気にしぼんだものだった。

が・・・その時の彼のコメントは

「一度、脂肪も付けて大きくするんですよ。そしてその後、脂肪だけをそぎ落とす。これが理想の肉体改造方法です。」

 

確かに、中村はいつまでもデブではなく、今のような体形にとなっている。(元々あまりガッチリとした筋肉はつかないのかもしれない。)

 

この、「一度脂肪も付けて大きくしてから脂肪をそぎ落とす」方法、当時は半信半疑であったが、意外とこの方法を実践しているレスラーは多いようだ。

明らかに分かるだけでも、ストロングハーツのエル・リンダマンドラゴンゲート時代は「太り過ぎだなあ」と思っていたが、今の彼の肉体は素晴らしい!実にレスラーらしいと思う。

全日本プロレス野村直矢もおそらくそう。体を大きくしようと脂肪も付け、そこからそぎ落としたのではないか。今は均整の取れた肉体だ。

 

プロレスラーは“見られる”仕事。肉体は常に磨いてほしい。それも仕事である。昨年テレビで放送された内藤哲也は、試合が終わってから真夜中にジムでトレーニングを行っていた。これぞレスラーの鑑である!

特に、業界一である新日本のレスラーは肉体に気遣ってほしい。

YOSHIHASHIとか・・・真壁とか・・・大丈夫か!?

新日本プロレス「東京ドーム 2Days」は・・・!?

強気の新日本プロレス

2020年は、東京ドームの2Daysで幕開けとアナウンスされてから久しい・・・。

 

1日でさえ「満員」マークを付けるのが難しい東京ドーム。

果たしてどんな戦略があるのか・・・?

 

9月も後半に入り、少しずつ見えてきたことがある。

1つはベルトを巡るストーリー。

飯伏幸太が訴えるよう、IWGPとインターコンチネンタルの統一戦が行われるのではないか?

 

いつの間にか新日本にはベルトが大量につくられた。

インターコンチネンタルの位置づけも曖昧なら、IWGP・USは更に曖昧。

まあ・・・それを言ったらNeverもなのだけれど。

 

だから統一戦は大歓迎。

曖昧な位置づけのベルトは封印してほしい。

IWGPこそ、世界統一のベルト”

原点に帰れ、新日本プロレス

 

rizinについて思うこと

れだからリアルファイトは読めない。

まさか、堀口恭司が負けるなんて・・・

いくら朝倉兄弟が伸びているとはいえ、この結末を予想した人はゼロに近かったのではないだろうか。

・・・当の朝倉兄弟は勝つ気でいたようだが。

 

「格」が存在しないのがリアルファイト。

強ければ勝ち、衰えれば負ける。

時にそれは残酷な現実をもたらす。

 

試合も、観ていてつまらないものも多い。

膠着したままタイムアップになったり、逆に一瞬でノックアウトになることも。

プロレスのように「作品」を残す必要はないのだから。

もちろん、“面白い”試合をしようとする選手はいるが。

 

今のところ、日本で唯一「メジャー」といえるMMAイベントrizin

プロレス好きの自分も大いに応援しているが、意外と苦戦しているらしい。

その証拠に、年に数回しかないイベントの全てが、地上波放送されるわけではないから。

先日の大会もしかり。

まあ、無名の選手も多かったから仕方ないのかもね。

 

それにしても残念なのは、始まった当初のスケールの大きさが無くなってきたこと。

最初は、曙や髙坂剛、クロングレーシーなどが出ていた。

女子ではギャビガルシアなんて怪物的な選手も上がっていた。

今は今で面白いのだが、どうもスケールダウンしている。

軽・中量級の選手とキックボクシングマッチ、あと女子の試合。

う~ん・・・

もっと頑張ってほしいなあ~。

 

スポンサーの問題なのか、そもそも選手がいないのか。

前田リングスのように、他国に行って選手を発掘なんてことはできないのか・・・。

rizin!

もう無くならないでよ!!

 

G1 Climax 終了!

“真夏の祭典”、新日本プロレス「G1 Climax」が終了した。

終わってみれば、覇者は飯伏。まあ、予想通りといえば予想通り。

彼は今年、新日本プロレスに正式に入団した。

その裏には「ご褒美」があったにちがいないからである。

 

さて・・・今年も各地で熱戦が繰り広がられた。

オカダやモクスリーの連勝街道、KENTAの動きなど見どころは多かったのだが・・・

1つ残念な部分がある。

SANADAの扱いである。

 

オカダの「ライバル」とされたのが今年の春。

当然、ライバルとしての活躍が期待されているはずだった。

が・・・ふたを開けてみたら、早々に優勝脱落。そして負け越し。

新日本プロレスは彼に何をさせたいのか・・・?

 

正直、SANADAは新日の次期エース足りると思う。

オカダ、EVIL(彼も不遇である)、そして海野と並び、ここ数年は新日の“柱”となる。

圧倒的な華、クラシカルでハイクオリティーレスリング技術、マイクパフォーマンスも秀逸。

これだけの素材ならば、新日はもっと大切にして良いはず。

シングルプレーヤーとしてもっとチャンスをあげるべき存在。

というか・・・

他団体には絶対に持っていかれてはいけないのではないか。

 

その辺の価値を考えてほしい。

そうじゃなくてもすでに、SANADAには、「あっちに行くのでは?」というウワサもあるのだから・・・。

 

新日本プロレスよ、目を覚ましてくださぁ~い!

「プロレス」というジャンル

今回もまた、正直個人の好みの問題になるのですが・・・

わたし的に、どうにも好きになれない団体があります。

 

DDT

 

最初は小さなインディ団体でしたが、高木三四郎選手の様々なアイディアが功を奏し、今は全日本やNOAHを超え、メジャー団体といっても良いくらいです。(AbemaTVで定期放送もされているし)

 

しかし!わたしはDDTが純粋なプロレス団体とはどうしても思えないのです。

 

それはもちろん「マッスル」に代表される“お笑い”、“パフォーマンス”、もっと言えば・・・観客の“受け狙い”と思われる興業のため。わたしには“闘い”の要素が薄いとしか思えないのです。(実際はそうじゃないのかもしれませんが・・・)

 

パワーポイントを使ったプレゼン、ダッチワイフとの試合、リング上での全裸騒動(股間を露出!)・・・先日引退した長州力さんが、「自分たちがしてきたことと同じものとして受け入れられない」というようなことをおっしゃっていましたが、全く同感です。

 

別に「プロレス」ではなく、「コメディ」「演芸」であれば良いと思うのです。プロレスには「プロレス」というジャンルがある。日本の創始者ともいえる力道山が、体を張り、力と技で国民を魅了したものこそ「プロレス」ではないかと思うのです。

 

そんなわけで、いくら多くのファンに支えられていても、わたしは残虐なデスマッチ同様、この団体は認められません。早くつぶれてほしい・・・本音は。

 

竹下選手やHARASHIMA選手など、良い選手は結構いると思うのですが・・・。

 

「デスマッチ」を考える

 大日本プロレス、フリーダムズ・・・今やデスマッチは堂々とプロレスの1ジャンルに収まっています。 

 

 わたしは「週刊プロレス」を愛読していますが、特に後半のグラビアには、流血・血みどろの写真が載ることが多いですねえ~。けして奥さんには見せられない。

 デスマッチも実に様々な形があります。画鋲をまき散らしたものや五寸釘を広げたもの、殺傷能力の高い武器を使ったもの・・・最近では魚串を頬に突き刺す、なんてのもあるようです。

 いやあ~苦手!ダメ、こういうのは。どうしてこのような試合形式が許され、しかも一部で人気が高いのか理解できません。

 

 そもそもデスマッチはどうして生まれたのでしょう?“完全決着”が目的ですよね。チェーンデスマッチ、金網デスマッチ・・・ラッシャー木村さんが体を張って闘っていた頃のデスマッチは、「逃げない・逃がさない」がコンセプトだったと思います。そして“決着をつける”。

 それがいつの間にか、流血の多い“残酷ショー”に変化してしまいました。ルーツはやっぱりあの方、大仁田さんでしょ。選手?引退したんじゃなかったっけ?まだやってるの?

 果たして今のデスマッチは「プロレス」なのでしょうか?というか、よく規制が入らないなあと思います。世の中ではゲームや携帯端末による子どもへの悪影響が叫ばれていますが、あれもダメでしょ、子どもには。見せられない。

 

 という、わたしのような意見が、どうして多く出てこないのかが不思議です。体力と技術、そして“華”で魅了するのが「プロレス」ではないでしょうか?

 週刊プロレスも取り上げなきゃいいんだよなあ~・・・。